タワマンで火事が起きたらどうなる?逃げられるの?

タワマン

タワーマンションに住む前に思っていた、素朴な疑問。。

高層階で火事が起きたらどうやって逃げればいいんだろう。はしご車は届くのかなぁ。

いやいや、はしご車は上までは届かないよ。

え、じゃあ火事が起きたらどうすればいいの?(パニック💦)

今回は、タワーマンションで火災が起きた場合について、どうすれば良いのかという疑問や不安について、解説していきたいと思います。

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様々な対策ででカバー

毎日新聞「経済プレミア」 (mainichi.jp)

高層のタワーマンションでは、様々な火災の対策がされております。
中層階以上になってくるとハシゴ車は届かないので、消防法や建築基準法などで厳しく定められ、火災に強い設計になっているということもあります。
それでは具体的に、どのような対策がされているのか、次から解説していきたいと思います。

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火災対策の具体例

スプリンクラー

shoubou-teq.com

スプリンクラーについては、タワーマンションの上層階にはマストで設置されています。各部屋の天井には、スプリンクラーの丸いのがポチっと付いています。熱を感知すると自動的に散水。まだ散水したところは見たことないですが、定期的に管理の方が点検しに来てくれます。

スプリンクラーの効果のほどは、以下の通りということです。

早速の結論ですが、スプリンクラーは初期消火にかなりの効果があります。
その理由について理解するために、スプリンクラーの特徴をみていきましょう。
スプリンクラーの初期消火成功率は96%!なんと、スプリンクラーによる初期消火成功率は96%もあるのです!消火器による初期消火成功率は約70%と言われているので、
スプリンクラーの成功率がとても高いということがわかりますね。
東京消防庁の調査によると、スプリンクラー設備が設置されている建物からの火災は、毎年、管内で約85件発生しており、このうち約10件で消防隊員が消火活動をする前にスプリンクラーが作動しています。
スプリンクラー設備から散水があった場合、ほぼ100%有効に火災を最小限にくい止めています。
その効果は非常に大きいですね!

タワーマンションで火災が起きたらどこに逃げればいいの? – OTONA LIFE | オトナライフ (otona-life.com)

初期消火なら、96%も消化成功率があるということです。ここだけ切り取ると、ほとんど消防車いらずですね。

どうでもいい話ですが、白い天井にポッチみたいに付いているので、私はたまに天井に虫がいるのかと思って1人でビクついたりすることもあります。。

避難経路

共用廊下にある階段とベランダの2方向で避難が出来る設計に。避難ハッチとは、ベランダの床に付いている避難ハシゴのことですね。自分の部屋のベランダにない場合は、隣の壁を突き破って避難ハッチのある所まで行って避難することとなります。

ただ、実際コトが起こった時に、冷静に使えるのかな。。という不安もあるので、自分の備忘の為にもこちらの使い方動画を貼っておきます。

耐火性能・耐火基準

スプリンクラーで初期消火はできるといっても、万が一消えなかった場合はどうなるのでしょうか。マンションの基準として、耐火性能も装備されております。具体的にはこのような感じです。

耐火性能とは、建築基準法などにおいて、火災が鎮火するまでの間、火災による建築物の倒壊および延焼を防止するために、建物の耐力壁や間仕切り壁・外壁・柱・床・梁などに求めている性能のことです。
性能に応じて「耐火建築物」「耐火構造」 「耐火構造建築物」 「準耐火建築物」「準耐火構造」 「特定避難時間倒壊等防止建築物」 「省令準耐火建物」があり、所定の条件を満たしている場合に火災保険料が安くなることがあります。
建築確認申請書、設計仕様書・設計図面・パンフレットなどで確認できます。

建物の耐火性能(耐火基準)はどのように確認するのですか|ソニー損保|火災保険のよくある質問 (sonysonpo.co.jp)

実際に自分の住んでいるマンションを確認すると、1時間の火災の熱は壁で遮ることはできるということです。隣の部屋が火事になっても1時間は何とかなるという感じでしょうか。そう考えると、戸建ての木造住宅密集地を考えると、タワマンのほうが安全に住める気がします。

インターホン

火災発生!?火災報知器が鳴ったときの対処方法 〜わがマンションの場合〜 – HAPPY ORDINARY DAY!

普段来客等で使用しているインターホン。こちらについてる非常用ボタンを押すと、24時間監視センターに自動通報されます。もしコトが起こったら、慌てず騒がずインターホンの非常ボタンを押すということを覚えておくとよいかと思います。

火災警報装置

こちらも上記のインターホンと似た感じですが、自動で火災を感知。警報を発動するということです。

屋上救助用スペース

Google Earth より

屋上の写真をよく見るとRマークが付いているマンションも見受けられます。こちらの画像は実際の有明にあるシティタワーズの画像です。よく見るHマークとの違いは、下記の通りです。

  • Hマーク:Hはヘリコプターの頭文字。ヘリコプターが着陸出来るヘリポート。
  • Rマーク:Rはレスキューの頭文字。ヘリコプターの着陸は出来ないがホバリングでの救助は可能。

Hマークはヘリコプターが着陸できるということですが、Rの場合は着陸はできないが救助は可能ということです。スプリンクラーや耐火構造、避難ハシゴでもどうにもならない場合は、このように屋上から救助という方法も可能となっているということです。

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まとめ

以上、タワマンの代表的な火災対策について、まとめました。使うことがないことを祈るばかりですが、万が一の時でも様々な対策が講じられているんですね。実際海外のマンションで悲しい火災事故が起こったりはするようですが、日本国内となるとタワマン火災のニュースがあっても大事には至っていないことが多いかと思います。

私も実際に住む前までは結構恐怖でしたが、このようなことが分かると安心して住めております。この記事が少しでも、タワマン検討している方の参考になればうれしいです。

それでは、また♪

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