臨海地下鉄とベイエリアの開発プロジェクトがすごい。最先端の近未来シティ誕生?

開発計画

前から湾岸界隈では噂になっていた東京~有明間の臨海地下鉄が、ついに公式発表されましたね。総事業費4000~5000億円。2030年ごろに着工し2040年代前半の開業を目指す一大プロジェクトです。

有明民の私ととしては嬉しすぎる大歓喜!だったのですが、よくよく考えると20年も先の話になるだよなと急に冷静に。20年後の自分はどうなっているのかなと思いつつ、先々の未来について色々調べてみました!

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まずは会見映像から

小池百合子都知事の会見をご覧ください。

※前の動画が非公開になったので差し替えました。

以下、前の動画の抜粋です。

東京、銀座、築地、勝どき、晴海、豊洲市場、有明の6km 7駅を、約10分で結ぶ計画との事

人口増加については、後ほど解説します。

将来的には、羽田空港と結ぶ計画も?!

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臨海部の人口増加について

今回の地下鉄を丁度なぞるようなルートで、現在下記の通り都営バスが運行されています。この都05-2(オレンジ色の路線)と臨海地下鉄は、ほぼ同じルートなのが見て取れるかと思います。

https://www.shopping-sumitomo-rd.com/ariake/gaikumap/access/

このバスの存在を知ってる方からすると、バスがあるなら地下鉄は要らないでしょ。と思われるかもしれませんが、もうこのバス路線。行きも帰りも混雑時には本当に鮨詰め状態だし、乗り切れなくて次のバスを見送るという事も、最近では少なくはありません。特に銀座~豊洲の間は結構悲惨ですね。

湾岸地域って知らないと何も無いようなイメージかも知れませんが、マンションが続々と建設されて人口はどんどん増えております。さらには東京ビッグサイトはもちろん、最近では有明アリーナや有明ガーデンが開業。住人以外にも外から有明に来る人も沢山増えました。

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選手村跡地の存在感

そして会見でも出てきましたが、これだけ人口が増えてる臨海エリアの眠れる獅子が、オリンピック選手村跡地を売り出した晴海フラッグの存在。

未だに入居出来ないこのマンションですが、総戸数5000戸以上!ひとつの世帯に3人が住むとしたら、単純計算で一気に15000人!が移り住んでくる事が分かっていると言うことで、晴海の住人だけでも確実に増える事が確定しております。

因みに売り出し当初は、駅から遠いと酷評されてましたが、テレワークの根付いた今では人気に火がつき争奪戦を繰り広げてる事でも話題です。確かに中央区にこの価格で住めるというのは魅力的かと思いますので、ご興味ある方はこちらも見てみて下さい。

https://www.31sumai.com/mfr/X1604/#!

すでに宝くじ並と言われるくらいの当選倍率に跳ね上がってる中で、今回の地下鉄の発表となると、さらに倍率がとんでもない事になりそうですね。買えた方、本当におめでとうございます。

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今後はどうなる?

今回の発表については、これから人口減少する世の中で、なんで地下鉄を作るのか?赤字路線がまた増える。税金の無駄遣い。などの否定的な意見も飛び交っていました。

確かに豊洲トリトン、晴海のマンション群など就業人口もそれなりになり、新規に流入してくる居住者も増えるので、晴海通りの混雑緩和にはなりそうだが、オリンピック時に計画され今も運行している東京BRTはどうするのか?1億円もする燃料電池車を投入したのだから有効活用しなくてはもったいないだろう。都は大江戸線がずっと赤字だったことをどう評価しているのか。

https://newspicks.com/news/7826030/?utm_source=newspicks&utm_medium=urlshare&utm_campaign=np_urlshare&invoker=np_urlshare_uid343046

まだ地下鉄増やしちゃいますか、、、
これから人口減少社会に突入するのに、新線なんているのかな?今でもバス路線あるから、都民としてはそんなに現状で苦労はないんですよね~。
誰が欲しがっているのかな?ゼネコン?

https://newspicks.com/news/7826030/?utm_source=newspicks&utm_medium=urlshare&utm_campaign=np_urlshare&invoker=np_urlshare_uid343046

という事なので、人口推移予測が実際のところどうなっているのか見てみました。

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/s1_1_1_02.html

こちらは内閣府のHPに掲載の資料です。誰しもが減ってるだろうと予測していたかと思いますが、ご参考いただければと思います。臨海地下鉄が出来るちょうど2040年代には、日本の人口が1億人を切るか切らないかという絶妙なライン。

https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/kiban/brt/pdf/kanren_06.pdf

そしてこちらは総務省統計局の資料です。少し前のデータですが、この予測では、中央区、港区、江東区の人口はどちらかというと増加していますね。理由としては、行政の開発区域が含まれているので、人口増加が見込まれているということです。

日本全体で見ると人口は減る一方ですが、都市部に限ってはそうでもないみたいですね。

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ワクワクする未来予想

東京都より昨年発表された『東京ベイeSGプロジェクト』。ベイエリアの50年・100年後の未来の都市像を描いた取り組みで、このようなイメージ動画も公開されております。

もうこの動画を見ると、めちゃくちゃワクワクしてきませんか!こんな未来早く見てみたい!

そしてこの未来図を具現化した実行戦略『東京ベイeSGまちづくり戦略』も、今年の3月に発表されておりました。詳しくはこちらの資料をご覧ください。

https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/seisaku/esg/data/esg2022_all.pdf?202207=

このまちづくり戦略については、2040年代のベイエリアの発展を実現する為の具体的な戦略のようです。となると、、2040年代に完成予定の臨海地下鉄とちょうど時期が重なりますよね。今回の地下鉄の発表は、このプロジェクトを推進するにあたり必要な選択だったのでは無いでしょうか。

https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/seisaku/esg/data/esg2022_all.pdf?202207=

また、地下鉄を羽田空港まで伸ばすことも検討していると言う事でしたので、海外からも積極的に人を呼び込むことも想定しているのかもしれませんね。

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あとがき

という事で、臨海地下鉄について調べていたら、何だかとても楽しそうな未来予想となりました!地下鉄ができる頃には、もうおばあちゃんになっちゃいそうですが、考えるとウキウキワクワクです。

冒頭のこの小池百合子都知事の言葉には、このプロジェクトについても含みがあったのかなと、勝手に想像しちゃいました。

eSGプロジェクトが完了する未来には、もう生きてないかもしれないですが、できる限りこの発展していく有明を見届けられたら良いなと思います。

それでは、また!


※2023/10 追記

なにやら空飛ぶ車の構想も出てるみたいです!詳しくはこちらをご覧ください。

「東京ベイeSGプロジェクト 令和5年度先行プロジェクト」において、次世代モビリティ(空飛ぶクルマ用浮体式ポート・陸海空のマルチモーダルMaaS)の提案が採択 | 清水建設
野村不動産株式会社を代表企業とするグループは、東京都政策企画局が展開している「東京ベイeSGプロジェクト 令和5年度先行プロジェクト」の”次世代モビリティ”の応募テーマにおいて、空飛ぶクルマ(eVTO...
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