月島三丁目北地区再開発「グランドシティタワー月島」竣工目前レポート|地上58階・1,285戸の新ランドマーク

開発計画

月島というと、もんじゃ焼き屋がずらりと並ぶ「西仲通り商店街」の下町情緒を思い浮かべる方が多いと思います。実はその月島で今、湾岸エリアでも指折りの規模の再開発が進んでいて、いよいよ建物本体の完成が目に見えるタイミングまで来ています。月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業、通称「グランドシティタワー月島」です。

有明から月島までは電車で20分ほど。同じ「湾岸エリア」とはいえ、普段の生活圏としてはそれほど近くありません。それでも先日、月島まで足を運んでみたところ、隅田川沿いに圧倒的なボリュームでそびえる工事中のタワーが目に入り、思わず足を止めてしまいました。今回は、湾岸エリアに住む者の目線で、この再開発の概要と竣工タイミング、周辺エリアへの影響を整理してみます。

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「グランドシティタワー月島」とは

月島三丁目北地区第一種市街地再開発事業として進められているプロジェクトで、概要は次の通りです(情報源によって細部の数値に多少の差があるため、複数のソースを確認した上でまとめています)。

  • 規模:地上58階・地下2階建て、高さ約197〜199m
  • 総戸数:1,284〜1,285戸(湾岸エリアでも最大級の規模感)
  • 立地:月島駅から徒歩5分、北側は隅田川、南側は「月島西仲通り商店街(通称:月島もんじゃストリート)」に面する
  • 事業主体:月島三丁目北地区市街地再開発組合。参加組合員・売主として住友不動産、東京建物、大和ハウス工業、首都圏不燃建築公社が名を連ねる
  • 都市計画決定:2018年12月、建築工事着工:2022年10月

街区はA・B-1・B-2の3つに分かれており、タワー本体(A街区)に加えて、B-1街区(地上6階)・B-2街区(地上7階)に低層の商業・公益施設が整備される計画です。つまり「タワー1棟だけがポンと建つ」のではなく、低層棟も含めた面的なまちづくりになっている点が特徴です。

A・B-1・B-2の3街区からなる「GRAND DESIGN TSUKISHIMA」のイメージ(公式サイトより)
出典:住友不動産の分譲マンション公式サイト「GRAND CITY TOWER TSUKISHIMA」
グランドシティタワー月島 外観完成イメージ(公式サイトより)
出典:住友不動産の分譲マンション公式サイト「GRAND CITY TOWER TSUKISHIMA」
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竣工タイミングは「2026年前半〜半ば」がひとつの目安

バックログのもとになった出典では「2026年6月竣工予定」とされていましたが、その後の各種情報を確認すると、竣工時期については情報源によって「2026年4月下旬」「5月」「6月末」「2026年内(年末)」など、やや幅のある書き方がされています。これは、建物本体の竣工と、内装・引き渡し・低層商業施設のオープンのタイミングがずれていることが背景にあるようです。

実際に判明している範囲では、

  • 建物本体の竣工は2026年春〜初夏ごろ
  • 入居開始は2026年9月下旬ごろの見込み
  • 低層階の商業施設「プラザガーデン」は、食品スーパーの「サミット」が7月オープン予定、もんじゃ焼き店「もんじゃ もんろう」が6月オープン予定など、テナントごとに段階的にオープンしていく

という形で進んでいるようです。「6月にいきなり全部完成してオープン」というよりは、今まさに竣工〜開業の佳境に入っているタイミングと捉えるのが実情に近いと思われます。正確な日付は公式発表・販売主体の情報を確認していただくのが確実です。

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商業施設・周辺環境はどう変わるか

個人的に注目しているのは、低層階の商業エリアです。判明している範囲では、

  • サミット(食品スーパー)
  • 月島もんじゃ もんろう(もんじゃ焼き)
  • ケアベースグッドライフケア月島(デイサービス)
  • ティップネス(フィットネス)
  • さくらさくみらい(保育園、2027年4月開園予定)

といったテナントが入る予定とされています。スーパーや保育園、デイサービスまで揃うと、タワー住民だけでなく周辺にお住まいの方の生活圏にも影響が大きそうです。月島・勝どきエリアは近年タワマン住民が急増している一方で、大型スーパーへのアクセスや保育施設の不足が地域の話題になることもあったので、この点はポジティブに受け止められそうです。

もうひとつ面白いのが、敷地内に「コミュニティストリート」と呼ばれる下町風の通路を設ける計画があることです。隅田川と商店街をつなぐ歩行者動線・広場を整備し、「月島ならではの趣ある路地空間」を再現するというコンセプトのようです。タワマンと聞くと「下町の風情を壊すのでは」という心配の声が出ることも少なくありませんが、このプロジェクトでは商店街側との接続を意識した設計になっている点は、地元目線でも気になるポイントです。

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湾岸タワマン住民として思うこと

有明エリアに住んでいる身としては、月島は直接の「お隣さん」というより、電車で行き来する距離感の湾岸エリア仲間、というくらいの位置づけです。とはいえ月島・勝どき・晴海は地続きの生活圏で、月島のもんじゃストリートに買い物や食事に出かける湾岸住民も多いはずです。1,284戸規模の新しいタワーが竣工・入居開始となれば、

  • 月島駅周辺の人口・人通りの増加
  • 商店街周辺の混雑や雰囲気の変化(プラスにもマイナスにも働く可能性)
  • スーパーや保育園など生活インフラの拡充
  • 隅田川沿いの遊歩道・公共空間の使い勝手の変化

といった変化が、近隣の勝どき・晴海エリアにも少なからず波及してくると考えられます。特に隅田川テラス沿いの散歩・サイクリングルートを使っている方にとっては、月島側の景観や歩行空間がどう変わるかは気になるところではないでしょうか。

また、再開発による資産価値への影響を気にする声もあるかと思いますが、これは個別の物件・タイミングによって変動する要素が大きく、本記事で断定的な評価をするのは適切ではありません。あくまで「月島エリアの生活インフラ・街並みがどう変わりそうか」という観察として読んでいただければと思います。

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もう一つの再開発:南地区「セントラルガーデン月島 ザ タワー」

月島三丁目では、今回紹介した北地区とは別に、南地区「セントラルガーデン月島 ザ タワー」の再開発も進行しています。こちらは概要・スケジュールともにすでに公表されており、北地区とはかなり異なる事業者・タイムラインで進んでいる点に注意が必要です。

  • 規模:地上48階・地下1階建て、高さ177〜181m程度とされる
  • 総戸数:744戸(うち一般販売対象は516戸)
  • 立地:勝どき駅と月島駅の間、清澄通り沿い(月島三丁目南地区)
  • 事業主体:三井不動産レジデンシャル、野村不動産、大成建設
  • 着工:2024年1月
  • 竣工予定:2028年9月下旬
  • 入居開始予定:2029年3月上旬
セントラルガーデン月島 ザ タワー 外観完成予想CG(公式サイトより)
出典:三井のすまい公式サイト「セントラルガーデン月島 ザ タワー」
勝どき駅・月島駅にはさまれた立地を示す案内図(公式サイトより)
出典:三井のすまい公式サイト「セントラルガーデン月島 ザ タワー」

つまり、北地区(グランドシティタワー月島)が2026年に竣工・入居開始を迎えるのに対し、南地区は着工自体が2024年からで、竣工は2028年、入居開始は2029年と、北地区より2〜3年遅れて控えているプロジェクトです。事業主体も住友不動産グループ中心の北地区とは異なり、三井不動産レジデンシャル・野村不動産・大成建設という別の組み合わせになっている点も特徴です。

北地区が竣工・街並みの完成形を見せつつある一方、南地区はまだ建設の途中段階。月島三丁目は数年がかりで北と南の両方から姿を変えていくエリアといえそうです。建設状況に動きが出てきたタイミングで、改めて続報記事としてまとめる予定です。

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まとめ

  • 月島三丁目北地区再開発「グランドシティタワー月島」は地上58階・総戸数1,284〜1,285戸クラスの大規模タワー
  • 都市計画決定2018年12月、着工2022年10月。建物竣工は2026年春〜初夏ごろ、入居開始は2026年9月下旬ごろの見込み(情報源により表記に幅があるため公式発表で要確認)
  • 低層階にスーパー・もんじゃ店・保育園・フィットネスなどの商業施設が段階的にオープン予定
  • 月島もんじゃストリート・隅田川テラスとの接続を意識したまちづくりが特徴
  • 月島・勝どきは生活圏が地続きのため、周辺エリアへの影響(人流・インフラ・街並み)にも注目したい
  • 南地区「セントラルガーデン月島 ザ タワー」は地上48階・744戸クラス、2028年9月下旬竣工・2029年3月上旬入居開始予定(事業主体は三井不動産レジデンシャル・野村不動産・大成建設)と、北地区より2〜3年遅れて進行中

※本記事の数値・竣工時期は2026年6月時点で確認できた複数の情報源をもとにまとめたものです。情報源によって戸数・竣工時期の表記に幅があるため、正確な情報は販売主体・事業組合の公式発表をご確認ください。本記事は不動産購入・投資の判断材料を提供する目的のものではありません。

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